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短期決戦の火ぶた切る! 町長選スタート (告示15日) |
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和寒町長選挙立候補者 (左から届け出順)
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池田 頴昭
【和寒町西町・60歳・無所属・新・僧侶】
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告 示 1月15日(火曜日) |
藤井 辰夫
【和寒町西町・73歳・無所属・現・和寒町長・当選回数3回】 |
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午前8時30分の届け出受付時点で、新人で僧侶の池田穎昭氏と現職で4選を目指す藤井辰夫氏の2陣営が届け出て、現職と新人による一騎打ちというかたちで本格的な選挙戦へと突入した。 無風選挙を避けるために昨年12月30日、急きょ出馬を決めた池田氏は町内の有志を中心として年明け早々に後援会を立ち上げ、選挙事務所も開設して出遅れ感の巻き返しを図っている。 池田氏は「歩く・聞く・生かす」を信条として「安全にゆったりと住める町」など4つの町のスローガンと、「町の進展作を求めて町内外に自ら動く町長」など七つの政策の柱を掲げ、町政に新たな風を吹き込むべく町民の支持を訴えている。 一方の藤井氏は「対話と創意で活力あるまちづくり。みんんで参加の元気なまちづくり」のスローガンのもと、現職町長として3期12年間の実績と各界の経済団体の支援をバネにして第4期藤井町政の実現に向けて町民の支持を仰いでいる。 今回の町長選は当初、現職の藤井氏の無投票当選の公算が強いとされ、表面的な動きはほとんどなかった。 しかし、無風選挙を嫌った町民の有志の後押しを受けた池田氏が急きょ出馬を決意。告示日までの2週間のあいだに選挙態勢を整えてきた。 池田氏の動きによって藤井陣営でも緊張感が一気に高まり、第4期藤井町政への理解と協力の呼びかけから、選挙戦の勝利に向けた支持の呼びかけへと切り替え、選挙戦に備えるかたちとなった。 寒空の下、届け出受付を終えた両陣営は支持者を集めてそれぞれに出陣式を開き、第一声を上げた。 午後8時まで可能な選挙カーによる運動を午後6時までとすることで両陣営が合意しているなど、年間を通して最も寒さが厳しい時期での選挙だが、両候補とも短期集中型の激しい選挙戦の中、寒さを吹き飛ばしながら町民の支持を訴えている。 町民の審判が下る投票日は20日で、即日開票が行われる。 |
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池田 頴昭氏
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藤井 辰夫氏
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立候補の届出を終えた池田穎昭氏(60)は、大通に面した事務所前で第一声を発した。池田氏は「みなさんと力をあわせて、素晴らしい郷土を再生したい」と支援を呼びかけた。事務所前で行われた第一声では、最初に後援会組織である池田えいしょうと町づくりを考える会の今田益弘会長が「小さな力を結集し、大きな風にしていきたい」と支援を呼びかけた。 また、佐藤正男商工会長が「地域経済の停滞は、町の存亡に関わること。池田氏の熱き心に敬意を表したい」とあいさつした。このあとマイクを手にした池田氏は「この町の再生には、時間がない。みなさんと共に先人の開拓魂を呼び戻し、町を再生していくことを決意した」と力強く第一声を発した。 そして「明るいまちづくりを進めていくために『田園公園・和寒』と位置づけ、景観条例を制定していきたい。この町をくまなく歩き、町民のみなさんの意見を聞かせてもらいながら、力をあわせて素晴らしい郷土を再生していきたい。私に力を貸していただきたい」と訴えた。続いて、堂前信一町議会議長、小川勝也参議院議員があいさつを行い、池田氏への支援を呼びかけていた。 |
立候補者として届け出を済ませた現職の藤井辰夫氏は選挙カーでJA和寒町の駐車場へ向かい、たくさんの支持者が詰めかけた中、出陣式を行った。 藤井氏の後援会「ふじい辰夫と歩む会」の今野祝男会長がはじめに「いよいよこの日を迎えた。この出陣式に多くの人々に集まっていただき、感謝している。これから町内各地で遊説をさせてもらうが、たくさんの声援と支持をお願いしたい」とあいさつ。 続いて、町議会議長の堂前信一氏や参議院議員の小川達也氏らもあいさつを述べ、エールを送っていた。 藤井氏は自らの運動員から激励の花束を受け取ったあと「基幹産業である農業を元気にすることや、公共事業による企業の振興や雇用の促進を図ることが今の和寒町にとって重要なこと。まちづくりを進めるために4期目の実現に向けて自らの体にムチを打っていかなければならない」と第一声を述べた。 政策に関しては「高齢化が進む中、まず第一に高齢者福祉の充実が必要と考えている。さらにゴミ処理など生活に関わる問題の解決も先決。4期目でこれらの問題を解決するために身を挺していきたい」と述べた。 このあとさっそく選挙カーに乗り込んで遊説に繰り出し、真冬の空の下で多くの町民の支持を訴えていた。 |