道北日報ヘッドライン  2002年
投票日 2002年5月19日
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士別市長・市議会議員補欠選挙立候補者   田苅子進市長に聞く   市議補選2候補に聞く 市議補選開票結果

士別市長・市議会議員補欠選挙 
立候補者 (告示5月12日・投票日19日)
田苅子進氏、無風で2期目当選
市議補選は2人が立候補

 
 任期満了に伴う士別市長選挙と、市議会議員補欠選挙が12日に告示され、市長選では現職の田苅子進氏(64)=無所属=だけが届出を行い、無投票で2期目の当選を決めた。欠員となっている1議席を争う市議補選では、新人で無職の柿崎由美子氏(62)=無所属=と、元市議で政党役員の寺下亘氏(63)=日本共産党=が届出を行い、2人の一騎打ちとなっている。市議補選の投票は19日で、即日開票となっている。
士別市長選挙候補者   届出1人    
田苅子 進  
士別市下士別町42線東3・64歳・無所属現・当選回数1
 

 市長選は現職の田苅子氏が、昨年12月に立候補の表明を行って以来、連合後援会の事務所開き、激励会などを行いながら、着実に体制を固めてきた。
 告示当日は、立候補の届出終了後、名寄信金士別支店前で第1声を行った。
 連合後援会の近藤礼次郎会長が「1期4年間では、農業の振興、中心商店街の活性化など、幅広く活躍してきた」とあいさつ。
 このあと、金田英行衆議院議員、士別商工会議所の佐藤安司会頭、士別市農協連絡協議会の丹正臣会長らが激励のあいさつを行っていた。
 マイクを手にした田苅子氏は「これまでの4年間を振り返ると、市政の舵取りは多くの政治課題を抱え、平坦ではなかったが、市民の理解を得ながら課題の解決を進めてきた。今後の市政の方向は、勇気、決断、実行をモットーに、交流、定住環境、人づくり、さらには眠れる力を市民の英知を結集しながら再発見してきたい」と決意を表明していた。
 立候補の届出が締め切られた午後5時には、無投票での当選が決まり、事務所で当選を祝う祝勝会が行われ、大勢の支援者が駆けつけ2期目の当選を祝っていた。
 市長選が無投票となったのは、前々回の94年以来のこと。
(写真=支持者を前に当選に喜びの表情を見せる田苅子氏)


 

士別市議会議員補欠選挙立候補者  定数1人  届出2人
(届け出順)
 

 欠員1の市議補選では、柿崎氏と寺下氏が立候補し、2人の一騎打ちで選挙戦の火ぶたを切った。
 柿崎氏は、長年取り組んできている消費者協会の活動を基盤に、主婦の目線で市政に参画していこうと立候補。
 民主党、連合、農連の3軸に加え、地元有志で組織した後援会を中心に、議席の確保を目指している。
 寺下氏は、98年の市議会議員選挙において、わずか30票差で次点となった雪辱を期しての立候補。
 身体障害者福祉協会会長、厚生企業組合理事長でもあることから、季節労働者や障害者の立場となって、市民福祉の充実を求めている。
 市議補選が行われるのは、94年の前々回、98年の前回に続いて、今回で3回連続となる。
 前回は、市長選も投票となったことで、市議補選の投票率は87・61%と高かったが、市長選が無投票となった94年の投票率は49・2%にとどまっている。
 今回は19日に投票が行われるが、前々回の投票率が1つの目安となる。
 選挙人名簿の登録者数は、12日現在で1万9054人となっている。
柿崎 由美子(62歳) 
士別市東6条北8
無所属新・主婦


 
補欠選挙1番で立候補の届け出を出し、後援会事務所に到着した柿崎由美子氏(62)は事務所前で出陣式を行った。
 まず、かきざき由美子後援会会長で、選対本部長でもある片岡哲男さんが「日頃の経験の中から政治の流れを変えるために、一人の主婦として『やさしさあふれる安心なまちに』をテーマに4つの重点を訴える覚悟です。補欠選挙で戦い、勝ち抜くため一人ひとりの温かい支持・ご支援をお願いします」とあいさつした。
 このあとダルマに目入れをし、支持者から花束を受け取った柿崎氏は「私は一端の主婦ですが、台所の問題を皆さんと考える場所として暮らしの中のことを一つひとつ丁寧に取りあげ、市民と行政のパイプ役になりたいと思っていた」と立候補の動機を表明。
 そして「『食の安全、自然環境のこと、子どもの未来、老後の暮らし』の4点を柱に活動します。市内の隅々まで歩いてこれらを訴え、市民と行政のパイプ役になれる女性候補として頑張っていきます。皆さんのご支援をお願いします」と第1声を述べ、事務所前に集まったたくさんの市民に支援を呼びかけた。
 途中、選対委員会の佐々木隆博道議、鹿又義一市議、沼館初男氏が候補にエールを送った。柿崎氏はこのあとさっそく演説カーに乗り込み、遊説のため街へ繰り出し支持を訴えていた。

寺下 亘(63歳)
士別市東6条3丁目
日本共産党元・政党役員・
当選回数1回
 
 

共産党の寺下亘氏(63)は市議選への届け出を済ませたあと、市内の共産党事務所前で出陣式を行った。
 たくさんの支持者が駆けつけた中、はじめに選対本部長の斉藤昇氏が「寺下氏の立起表明以来、多くの励ましの声をいただいた。議員ではなかったこの3年半も福祉や弱い立場の人たちのために頑張ってきた。国民いじめの国政が進む中、市政や市議会はしっかりと市民を守らなければならず、そのために共産党の議員団はみなさんの手足となって働かせていただく。みなさんの力添えで共産党員が3議席となれば、きめ細かな要望にも充分に応えていけるようになる。みなさんの熱意に応えられるようにこの1週間、全力を挙げて頑張ります」とあいさつ。
 さらに日本共産党国会議員団北海道事務所所長の宮内聡氏が応援に駆けつけ、支持と支援を訴えていた。
 最後に寺下氏が「今、市民の暮らしを守るまちづくりが求められている。また、足の不自由な私自身、障害者の1人として福祉のまちづくりを確かなものにしたい。市民こそ市政の主人公であり、みなさんの大きな力で私を市議会に送り出していただきたい」と第一声。
 このあとさっそく選挙カーに乗り込み、たくさんの支持者に見送られながら遊説に繰り出していた。