道北日報ヘッドライン  2002年
投票日 2002年5月19日
士別市長・市議会議員補欠選挙立候補者   田苅子進市長に聞く   市議補選2候補に聞く  市議補選開票結果 

士別市議会議員補欠選挙立候補者  定数1人  届出2人
(届け出順)
 
 12日に告示となった市議会議員補欠選挙は、柿崎由美子氏(62)と、寺下亘氏(64)が立候補し、欠員1に対して一騎打ちの選挙戦を繰り広げている。主婦の立場で身近な課題を市政に反映させていこうと、支持を求めている柿崎氏。寺下氏は、季節労働者や障害を持つ人たちなど弱い立場の人たちに暖かな福祉の充実を求めている。19日の投票を控え選挙戦も終盤を迎えており、支持を呼びかける声にも熱がこもってきている両候補。補選立候補の動機や公約、今後の課題などについて聞いてみた。
柿崎 由美子(62歳)無所属 
 北光自治会婦人部長など歴任。士別消費者協会会長、北海道消費者協会理事、上川管内消費者協会連合会会長、中央公民館運営審議会委員、ごみ減量化推進協議会副会長。名寄高校卒業。
 
【立候補の動機】
 今、時代が大きく変わりつつある中で、私たちの住むまちも変わって行かなければならないと思います。暮らしの中で起きるさまざまな問題を1人でも多くの人たちと考え合い、主婦の目線で市政に反映できればと立起を決意しました。

【今後の市議に求められることは】
 1>市民の誰もが、わかりやすく、信頼できる市政のすすめ方を提言したい。
 2>市政と台所が結びつくような市政を多く提言したい。
 3>弱い立場の人も安心できる市政のすすめ方を提言したい。

【3市町村合併についての考え方】
 国からの期限付きなどの押し付け合併のすすめには反対。住民が自らの意志で選択出来るよう、時間をかけてすすめるべきと思う。
 過疎もマイナス要因ばかりに考えたくない心の過疎にならない努力を。

【おもな選挙公約】
 食の安全のため生産者・商店街との結びつきを深める活動。豊かな自然をまちづくりの中心に据え、次世代につなぐ活動。のびのび教育を地域ぐるみで推進する活動。老後を安心、心豊かにくらせる環境づくり活動。
寺下 亘(63歳)共産
 民主青年同盟旭川地区常任委員など歴任。共産党士別市委員会副委員長、士別身体障害者福祉協会会長、士別地方厚生企業組合理事長。前市議。美深町立恩根内中学校卒業。
 
【立候補の動機】
 前回の市議選挙で惜敗し、捲土重来をきして、季節労働者の仕事の確保、福祉の充実など頑張ってきました。
 高齢者や障害者など弱い立場の方々に暖かい市民福祉の充実をめざし、市民の暮らしを守るため頑張ります。

【今後の市議に求められることは】
 国民に「痛み」を押しつける政治のもとで、市民の要求は切実になっています。それだけに、市民のなかに飛び込んで対話する行動力あふれる議員、調査活動も進め、市政に積極的に提言できる議会活動が求められます。

【市町村合併についての考え方】
 合併は、市民の願いからではなく、国が地方への財政支出を減らすために強力な指導で始まりました。なによりも市町村合併が必要なのか、どのような街づくりをし、地域産業と福祉がまもられるのか議論が必要です。

【おもな選挙公約】
実行性のある「福祉の街づくり条例」で、子どもたち、障害者、高齢者をはじめ、だれでもが、安心して、生き生きと暮らしていける街づくり。基幹産業の農業を育てるために負債整理への助成など生産者支援をおこなう。